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H14.1.30 AM11:30 海鳴市

「フェイトちゃん、そっちはどうだった?」
 高町なのはがフェイト・T・ハラオウンと話す。
「こっちには何もなかった。そっちは?」
「何もなかったよ」
『おかしいなぁ…だったらさっきの反応は何だったんだろ?』
 彼女らは何の話をしているのか、その顛末はこうである。

 同日 AM10:25 アースラ艦内

『リンディさん、終わりました』
 アースラ艦内になのはの報告が届いた。
「ご苦労様。ゆっくり休んで」
 リンディ・ハラオウンが労いの言葉をかける。
「しっかし今回といい、前から現れているのといい、いったい何なんでしょうねぇ?」
 ここしばらく、海鳴市には傀儡兵とも違う、謎の怪物が現れている。それも人を襲うという厄介なものだ。
 今回もなのはとフェイトの二人が退治しに向かい、それが今終わったところだ。
 その怪物のことで、エイミィ・リミエッタが愚痴をこぼす。
 その時、少しだが海鳴市が揺れた。小規模な地震である。
 ただの地震だと思い、帰ろうとする二人。
「…あれ?艦長、海鳴市から次元震の反応が出てます」
 …どうやら帰るのはもう少し先になるようだ。

 そしてその調査を行い、今に至るというわけだ。
『そうか…分かった。あがってくれ』
 クロノ・ハラオウンの一言でその調査は終了となった。
 結局、これは原因が分からないまま、特に害も無いだろうということでそのままうやむやになったようだ。
 これが今後一年近く続く長い戦いの狼煙となるのだが、この頃にそれに気付く人間はいなかった…。

   次回予告
「仮面ライダー、か」
「お前に、危機が訪れる」
「今までのと違う…何なの?」
「変身!」
仮面ライダーリリカル龍騎 第一話『戦の始まり』