マリファナ(大麻樹脂)の歴史
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大麻は、太古の昔から薬物として、食料として、繊維を取る目的で世界中で栽培されてきた。
ヨーロッパでも大麻は栽培されていたが、中国と同じく温帯で栽培される大麻には、
樹脂があまり含まれず精神作用を得ることが出来なかったので、
ヨーロッパ人は、大麻が精神作用を持っていることを知らなかった。

大麻樹脂の精神作用を引き起こす物質であるテトラハイドロカンナビノール(THC)は、
熱帯の強い日差しに含まれる紫外線から大麻自身を守るために大麻が作り出している物質である。
又、それは、害虫の食害から大麻自身を守り、病気にならないようにする働きも持っている。
熱帯地方では、数世紀に渡る品種改良の結果、より樹脂を多く含む大麻が栽培されるようになっていた。

大麻樹脂が多く含まれるには、赤道直下の暑い気候で、昼と夜が12時間で変わることが重要である。
昼と夜が12時間で変わるときに大麻は、花を付ける。
長期間この状態にあると開化時間が長くなり樹脂も多く作られる。
赤道地帯は、この期間が長いので赤道地帯で育つ大麻は、樹脂が多くなる。
それに比べ温帯では、昼と夜が12時間で変わるのは春分と秋分の時だけで、
大麻の花は、短期間に開花し、枯れてしまうので作られる樹脂も僅かである。