● 宮本たけしfb ● (だんじり)

安倍首相が選挙公約として消費税率を引き上げた際の税収を教育などに充てることを検討していることに異論が噴出。
石破元幹事長は党側との調整が不十分だとの認識を示した上で、
「党内民主主義をすっ飛ばして国民に問うべきではない」と安倍首相の対応に苦言を呈したという。

自民党という党は、民主党政権時に、私も民主党や公明党とともに修正案提案者の一人となって成立させた「高校無償化法」を
「バラマキ3K」と敵視して反対した。 民主党政権が倒れ、第二次安倍政権が発足したら、所得制限を導入して、「無償化」の原則を崩してしまった。

今ごろなぜ、付け焼刃に「消費税の増税財源を教育無償化に」などと言いだしたのか… 
「教育無償化を憲法に明記するための憲法改悪」を主張する「維新の会」を安倍改憲の援軍に取り込むためである。
しかし、高校無償化を壊した自民党が「教育無償化」など進めるわけがない。

今日も堺で訴えたが、前川喜平前文部科学事務次官が、あれだけその大切さを強調し、
今では文部科学省も不登校の子どもたちの「学び直しの場」として拡充を訴えている夜間中学校。
「パンと牛乳」というわずかな「捕食」の予算をバッサリ削ったのが維新府政の橋下徹大阪府知事だったんだから、
維新ももともと「教育無償化」などやる気は全くない。

(続く)