今時自撮りに慣れてる人はキメ角度を持ってて、卓上鏡はその角度に置かれてる。
鏡の中の自分は常にキメ角度のキメ顔であり、脳内イメージはキメ顔になる。
この結果、キメ角度以外の自分の顔は「コレジャナイ感」を感じてしまうようになる。
絵も多分同じで、得意な角度があってそればかり描いていれば、
絵を描く最中にその角度ばかり「一生懸命」見ている事になる。それで他の角度より強くイメージが脳に焼き付く。
結果、それ以外の角度の顔は「コレジャナイ感」を感じて、
漠然と「上手く描けてない」と思っているだけでは?具体的な修正箇所はあるんですか?

これに対して古典的には「不得意な側をひたすら描けば直る」というわけだ。
これでも確かにその過程で不得意な側=見慣れてない側を必死で見る事になるから、結果的には直るのだろう。
しかし、見慣れてない事が原因なら、見慣れる事が本来の解決策だ。
実はこれは簡単で、
・卓上鏡の位置を左右反転(または増設)し、見慣れてない側の顔が目に入るようにする
・自分の絵柄の左右反転にも慣れるよう、(得意な側の)上手く描けた自分の絵を『反転して』、
 壁紙にするなり印刷して画面の横に貼るなり、目に付く場所においておく
とかでいい。要は、これまで見慣れてなかった物が、常に目に入るようにすればいいのだ。

「何故かいつも同じ絵になる」「右が上がる癖がある」とかも実はこれの亜種じゃないかと思ってる。
いつも同じ絵になるのは、それを見慣れてるから安心感があり、
いつもと違う部分は微妙にコレジャナイ感を感じ続け、
直しているうちに段々といつも通りに寄って行ってしまうのではないかと。
(そういえば絵柄の固定って、意識的なものなのか?
無意識的に固定されるのなら、同様に、見慣れてるから違和感ない、で固定されるのではないかと)