右が上がるのは、単純に言えば、
・右が上がってる事を見えてない(=目/入力の問題)
・見えているが、それを脳がスルーしてる(=脳/理解の問題)
のどちらかだ。なお「手癖」だと思っているのなら、それはほぼ無い。
君達が「手癖」と言っているのはほぼ全部「脳の癖」だから。
(前スレでその話題の時には参戦しなかったが、)これは実は簡単に確認出来る。
版画を掘る時、反転文字が必要になる。今時ならスマホで撮って反転だろうが、
写真がそんなに身近でなかった時代には、「向こうから手前に書く」という方法が有った。
字で説明すると分かりにくいが、
「おでこに紙を当てて、こちら向きに書く」「机の下に手を入れて、天板に向かって書く」
「窓の外に外側を拭き掃除する要領で手を出して、こちら側に向かって書く」
とかだ。今なら「スマホを裏返して書く」が分かりやすいだろう。
指で「あ」の字を書く、これは表でも裏でもほぼ同じクオリティで出来るはずだ。
手首より先は完全に左右反転の動きで、練習もした事がないのに、だ。

目の精度に問題がある場合は、「言われても見えない。」
逆に言えば、言われて定規も当てずに見えるのなら、それは目の精度は足りてる。
この場合は、「見えてるが、脳がスルーしてる」状況だ。
それは右が上がってる絵を見慣れすぎて、脳が安心してるから。(=コレジャナイ感を感じない)
改善には何とかして見慣れない状況にするしかないが、
描いてる絵が右上がりなのでループしてしまう。
そこでだが、開き直ってグリッドを常用してしまうのはどうだろう。
最初から常にグリッドを表示しておき、方眼紙状態で描く。
右が上がった場合はすぐ気づくので、その瞬間に直す。
(今までのように反転してチェックして直す、みたいな事はしない)
これをしばらく続ければ、右が上がってる絵をしばらく見てない=最近見慣れない状況になるので、
脳が反応するようになるのではないだろうか。
グリッドは邪道だと思うのなら、脳が反応するようになった後に外せばいい。
骨折/捻挫した時のギプスみたいなものだ。怪我を治療する気なら使うものだ。