25から絵を描き始めて1年でプロになったけど、絵の上達は試行回数だと思う。

枚数重ねようが、1枚に時間かけようが、どうすればもっと良くなるのか考えて試さなきゃ意味ない。

ただ、試すにしても枚数を重ねるのはマクロ的に、1枚に時間をかけるのはミクロ的にしか検証が出来ない。つまり伸びるパラメーターが同じ様でかなり違いが有る。

ただ、枚数重ねるのはミクロ的にもアプローチ出来るから、あまり考えなくても10年描いてれば、上手く成るかもしれないが、仮説を立てるだけで描かないのは論外。

入力/理解/出力の話を参照すると、入力と理解は常にあやふやな仮の物でしか無くて、出力(検証)してみて初めて、正しい仮の入力と理解になる。
これがデッサン力の向上の、大きな要因だと考えてる。

そして、「上手く描く」と「速く描く」は、ベクトルが違う。例えるなら、最大出力数と出力効率(精度)であって、「このクオリティをどうにか描き出したい」と言う指標を基に負荷(試行回数)を掛ければ、最大出力数は上がる。

そして、最大出力数値を基に、自分の絵を形成する要素の記号化、ツールの使い方、作業工程の簡略化と記憶、などは出力効率(精度)の向上に繋がる。

つまりどこまで行っても、描こうとしたクオリティしか描き出せないし、速く描き出だそうとしたモノしか速く描ける様にはならない。

すげぇ当たり前だけど。
ここまで書いたが正直、あまり再現性はない。
何を指標とするか(好み)で大きく変わってくるし、メンタルやある程度の地頭、立体把握能力にも個人差があるだろうからね。