5~7枚目
単にコントラスト弱いからそう見えるというのもあるとは思うけど…
まず、
ご存じとは思いますが物の形を表現するには物に光が当たって光の世界から形が変わる部分に調子(影)が溜まり
影の世界に入っていくという、物に出来る調子(影)の変化を表現してやるわけですよ。
明部、調子の溜まり、暗部、反射、が描けていればひと先ずは
立体に見えるわけです。(反射はなくても見せることは出来るけど)

ただ、物の形に沿っていなければそれは円柱や球、腕や脚には見えないわけで違う形の物になってしまうのです。
つまり、描く物がどういう形をしているのか?を脳内で創っておく必要があるのです。
(調子の溜まりのラインの見極めとか)
その為に必要な事が観察と理解です。


では実際の36さんの絵についてみてみますと、(図2:参照)
1.調子を現す線(ハッチング)はトーンになるわけなので取りあえず濃い薄いはなくした方が良い。(漫画のスクリーントーンは均一でしょ)
  線が切れていたり揃っていなかったりリズムが良くないです。それが濃さ薄さのマダラ(不均一さ)を生んで面に見えないんです。

2.調子の線は基本面に沿っています。見本を真似て線を入れてはいるのですが1の理由もあって面が作れていないのです。
 (線は必ずしも面に沿っていなければいけない訳ではないしそうしない事もある)

3.輪郭線が途切れていたり複数の重なりが多い箇所があるので形のキワが見定めにくい。

4.影の世界に移る箇所、調子の溜まりの表現が甘い。明部と暗部のみというのが多い。

補足:光の世界の暗い部分と影の世界の明るい部分は明度的には近いものがあったりもしますが
   決して同じ色にはなりません。彩度が違うのです。ここの描き分けの出来てる絵描きは上手いと思って良いです。


図2
https://i.imgur.com/CB13daM.jpg

ざっと見たところで感じたのはこんな所でしょうか
他の人が見たら指摘出来る部分が違ったりもするかもしれませんが
一人の意見としてはこんな感じでしょうか。