新宿駅の新バスターミナル、4日開業 300都市結ぶ拠点に 2016/4/2 10:36
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO99171670R00C16A4L83000/

JR新宿駅南口に整備する新交通ターミナル「バスタ新宿」が4日、開業する。新宿
地区にはJR駅から東京都庁周辺にかけ19カ所の高速バス乗り場があったが、
大半を新ターミナルに集約する。鉄道とバス、タクシーとの乗り換えが容易になり、
交通の一大結節点として利便性が高まりそうだ。

バスタ新宿は国道20号(甲州街道)沿いにあり広さは約1.5ヘクタール。一部は駅に
直結し、4階に高速バス、3階にタクシーの乗降場をそれぞれ設ける。東日本旅客鉄道
(JR東日本)が3月25日にオープンした大型複合ビル「JR新宿ミライナタワー」にも
隣接する。

15の停留所を用意し、118社のバス会社が乗り入れ、1日当たりの発着便数は
約1600便という。国土交通省によると、北は青森県から南は福岡県まで全国300都市を
結ぶハブになる。

若年層や訪日外国人客を中心に、航空機や新幹線よりも割安な高速バスには
根強い需要がある。点在していたバス乗り場が1カ所に集まることで新宿駅からの
乗り換え所要時間が平均で半減すると見込む。3階には訪日客への観光情報の
提供や外貨両替などに当たる「東京観光情報センター」を開設する。