やっぱり日本が考えないといけないのは、我々には力がないけど、アメリカに守ってもらって、駐留されているから安全だという価値観だけで生きていると、けっこう大変なことになるかもしれないということ。
戦争を知っている世代もお亡くなりになっていくし、自分の国は自分たちで守った上で、必要のない戦争はしないよ、ということをもう一度再確認しないと。

それをしないと、何が起きるか。イスラエルの場合、都市の住民は“経済が良いし、とくに戦争のことは考えたくないよ“という話になって、軍隊はいわゆる不法占拠している土地に生まれ育ったような、辺境から来た人たちだらけになる。
つまり、意思決定する民主主義と戦争を担う人たちが乖離していって、とても不健全な状況になる。

お隣の韓国では兵役の期間を短くしてはいるけれど、若者が徴兵制で行ってるから、やはり北朝鮮とは戦争したくない。こういうことを言うとすごくバッシング受けるだろうけど、韓国では日本よりも平和主義的だと思う。
スウェーデンなど、徴兵制を復活させた国もある。“犠牲が出るときはみんなの犠牲です“となれば、絶対に戦争はできなくなると思う。