三浦:イスラエルでは訓練であったとしても、“その苦労を味わっています“という上で政治家になっている。でも、政治家だから、あくまでも軍隊に指揮命令する立場。
その上で、なるべく人死にを出さないために、仲間として、家族として判断します“というのが正しい形。国民に不人気な戦争をしたときにケツを持つことも含めて、因果関係がちゃんと見える形で戦争をしましょうと。
そうすればほとんどの戦争はできないと思う。

あらゆる戦争は不道徳、全てが悪だというのが日本の文化だけど、オランダのようにナチスドイツのユダヤ人虐殺を知っている場合、正しい戦争というのもどこかにあるという立場もある。

橋下:やっぱり国と国とのぶつかりあいのときは、もう最後は国家指導者同士に決闘させればいいんだって。
権力の座にいて、軍やらがあるから偉そうにしているけれど、お前ら決闘せえ、タイマンで殺し合えとなったら、両方ともやめとこう、話し合おうとなると思う。彼らは自分の命が大事だから。

軍事力の行使はだめだという人も多いが、いざというときには適切な武力行使を行わないといけない。
その時、何が適切なのかは絶対誰にもわからない。僕も何が正解かわからないけれど権力を使うという場面に遭遇してきた。
そういう時は、手順はきちんと踏んで、できるだけ正解に近づけていこうということしかできない。法律で抜けているところは山ほどあるし、手続もきちっと整備していかないといけない。
アメリカだったら当たり前だけれど、国会で政治家と軍人さんがやりとりすることもない。