タイトル獲得は常に念頭にある。
4月末に行われたイベントでも、谷川浩司九段から「最年少タイトル、1年くらいで結果が出せるかな」と振られると、「はい」とうなずいた。

同様に、新時代で活躍を期待されるアスリートにも刺激を受けている。
この日、日本人2人目の9秒台をマークしたサニブラウンについては「かなりの精神力がないと出来ないこと。そういう精神力を見習いたいと思います」。
巨人・坂本勇人(30)が開幕36試合連続出塁し、セ・リーグ記録を更新したことには、自身が記録したデビュー29連勝を重ね合わせた。
「自分も連勝した時にはプレッシャーを感じず、伸び伸び指せたのが良かったですが、連続記録はいつも途切れたらおしまいなので、すごいことだと思います」。

一方、この日の母の日の予定について「感謝の気持ちを伝えたいと思います」と16歳らしい照れた表情を浮かべた。「まずは実力を」。
控えめな言葉を繰り返したが、すでに大きな目標を射程圏内に置いている。【近藤由美子】

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