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『スウェーデンは理想郷ではない』“在スウェーデン邦人”の投書より

毎年、一時帰国するたび、日本で、福祉大国の理想郷として、
スウェーデンが語られることを苦々しく思っています。
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税金が高く、「高負担」は確かですが、「高福祉」には疑問点がも多く、
日本よりはるかに優れた社会という見方には賛同できません。


例えば、就学前の「幼児教育」は存在しません。
大多数の公共保育園は、預かった子どもの安全を保障するのが仕事で、
資格を持たない人が数多くいます。
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小学校入学前に6歳児教育が1年間ありますが、
イスに座る、鉛筆を持つ、アルファベットを書くというレベルです。


「将来への安心から貯蓄が不要」というのも、誤った解釈です。
国民の多くは不安を抱えています。
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年金は物価や税金の高さからすれば、十分な額とは言えず、
銀行は「将来、年金では暮らせません。若いうちに蓄えましょう」と積立預金を呼びかけています。


しかし、月5万円のパート収入ですら3分の1を税金で持っていかれ、最高税率25%の消費税。
住居・光熱費・医療費・保育料も高く、普通の家庭ではお金が残りません。
国民の多くは「可処分所得が少ないから貯金できない」のが現実です。
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若者の犯罪増加、就職難、麻薬や性病の蔓延。
さらにフルタイム労働で疲れ切った母親、冷凍物ばかりの夕食。
これらが本当の理想郷でしょうか。
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【在スウェーデン 小学校教員 フ○恵○子 39歳 (平成22年7月21日・水曜日『朝日新聞』“声の欄”)】
http://fukushi-sweden.net/news/2010/sv.news.1016.html

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