ところが朝鮮戦争が起こって事態は一変する。
そのとき彼は初めて東京裁判で弁護側が言ったことがすべて本当だったのだと気づく。
そして満州にも支那に対しても、日本がやったようにやらなければならないという結論に達する。

しかし当時の大統領・トルーマンは、ソ連と戦争になることを恐れて、マッカーサーを解任してアメリカに戻した。

その後、アメリカはマッカーサーが予言したように
朝鮮半島で負け始め、なんとか38度線まで押し返したところで戦争は終結する。

そしてアメリカに帰国したマッカーサーは
上院の軍事外交合同委員会という最も公式の場で、日本が間違っていたのではなく、
自分たちが間違っていたことを語ったのである。

マッカーサーは前年に東京裁判が誤りだったと発言している