●戦後、イギリスやオランダはアジアの植民地を奪還しようとした。
ところが、現地の人々は占領時に白人が日本軍にさんざんやっつけられたのを見ていたから
何するものぞという独立運動が高まった。  《諸君!2002/2月号》

●1942年、石油資源確保のために日本はインドネシアに進出した。
その時日本軍はわずか9日間でオランダ軍を掃討してしまった。(植民地からの解放) 《藤岡信勝 湊川栄太 「歴史の本音」》

●日本の仏印進駐時、植民地軍(フランス軍)の一部は抵抗したが
少数の日本軍によってあっけなく撃破され降伏した。これを見たベトナム人は、弱い仏軍に呆れてしまった。 《佐治芳彦 「新戦争論「太平洋戦争」の真実」》

●1942年2月15日、日本軍はシンガポールを占領した。
白旗を掲げたパーシバル将軍以下のイギリス兵の惨めな姿を目の当たりに見た原住民は
数世紀にわたる白人支配の没落を肌で感じた。
一方中国系の住民には共産党員が多く、日本軍に対するレジスタンスを行い多くの犠牲者を出した。

イギリスのシンガポール喪失は、インド・ビルマ・スリランカの独立、
さらに1956年のスエズ紛争など、イギリス植民帝国解体の呼び水となったといえる。
シンガポール陥落は、アジアさらにアフリカなど第三世界独立独立の呼び水となり、世界史のベクトルを大きく変えた。 《佐治芳彦 「雑学 太平洋戦争の真実」》