現在は人口約700万人といわれ、ハルビン市、大連市と並ぶ満州屈指の大都市、
瀋陽市にソ連軍が侵攻してきたのは8月19日である。

すぐにハルビン市、長春市と全く同様にソ連軍兵士たちのレイプ(強姦)凶暴・暴行・殺戮・略奪が始まった。


日本軍は38度線を境に、南鮮はアメリカ軍、北鮮はソ連軍へ降伏するように指令された。
北鮮にはいってきたソ連軍と中共軍は、
満州におけると同様、略奪、放火、殺人、暴行、強姦をほしいままにし、
在留日本人は一瞬にして奈落の底に投じられることになった。

白昼、妻は夫の前で犯され、泣き叫ぶセーラー服の女学生はソ連軍と中共軍のトラックで集団的にら致された。
反抗したもの、暴行を阻止しようとしたものは容赦なく射殺された。

満州奥地から引き揚げて来た人、ソ連軍と中共軍の侵攻と引き揚げが重なった人たちは悲惨だった。