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『中国の戦争宣伝の内幕』フレデリック・ヴィンセント・ウイリアムズ著 第2章 西安事件と頻発する日本人虐殺事件

通州事件
二十名はほんの子供のような少女だった。
家から連れ出され、焼いたワイヤーで喉をつながれて、村の通りに生きたまま吊り下げられていた。

共産党員は野蛮人のように遠吠えしながら、揺れる身体を銃弾で穴だらけにした。
日本人の友人であるかのように警護者の振りをしていた中国兵による
通州の日本人男女、子供らの虐殺は、古代から現代までを見渡して最悪の集団屠殺として歴史に記録されるだろう。

日本人の男、女、子供は野獣のような中国兵によって家から連れ出され、
女子供はこの兵隊ギャングどもに襲い掛かられた。それから男たちと共にゆっくりと拷問にかけられた。
ひどいことには手足を切断され、彼らの同国人が彼らを発見したときには、ほとんどの場合、男女の区別も付かなかった。

多くの場合、死んだ犠牲者は池の中に投げ込まれていた。水は彼らの血で赤く染まっていた。
何時間も女子供の悲鳴が家々から聞こえた。中国兵が強姦し、拷問をかけていたのだ。
これは通州のことである。
古い町だが、中国で最も暗黒なる町の名前として何世紀の後も記されることだろう。
この血まみれの事件に三百八十人の日本人が巻き込まれた。犯され殺された者の多くは子供であった。

この不幸なおびただしい日本人の犠牲者たちは
暴行が始まって二十四時間以内に死んだのだが、責め苦の中で死んでいったのだ。

中国人たちは焼けたワイヤーを鼻から喉へと通し、両耳を叩いて鼓膜を破り、彼らの「助けてくれ」との叫びを聞こえなくさせた。
目玉を抉り出し、自分の拷問者を見られなくした。