櫻子「おーい向日葵!ヒマだ付き合え!」 [無断転載禁止]©2ch.net
櫻子「うーんまだかな?一回みていい?」
向日葵「ダメですわ。しっかり待たないと崩れてしまいますの。先ほどまで頑張っていたんですから少し休憩したらどうですの?火は私が」
櫻子「いいもん。私が作るハンバーグなんだ。最後まで作るんだもん」
向日葵「ほんっと、強情なんだから。ここにいていいですから、お茶でも飲んで」
櫻子「いいよ私がつぐ。さっきのジュースあるじゃん、でもハンバーグと一緒の方がいいかな?お茶もらうね、はい」
向日葵「あら、ありがとう」ゴクゴク 向日葵「これくらいでしょうか?一回裏返しましょう」
櫻子「うわぁ、すげー私も裏返す!」
向日葵「いい色になってますわね。もう少しの辛抱ですわ」
向日葵「ちょっとソースを作りましょうか。私は和風で。」ゴーリゴーリ
櫻子「私はケチャップでいいや。向日葵それあとで分けてー」
向日葵「でしたら少し大根おろすの手伝ってくれないかしら?今日は少し疲れましたわ」
櫻子「えーしょうがないなぁ。向日葵ったら体力ないんだから。うおおおおおおおぉ」
向日葵「助かりますわ。(そんなにはいらなかったんですけど)」
櫻子「へへーどうだ。ほんとお腹減っちゃったー」
向日葵「あら、そろそろみたいですわ。お皿とお箸を用意してくださらない?」
櫻子「向日葵って人づかいあらいよね。いいよやるよ」 櫻子「あーおなかへった〜。持ってきてー」
向日葵「はいはいお待ちかねのハンバーグですわ」
櫻子「やったー。ただこれにんじん入ってるだよなぁ。向日葵ケチャップとってー」
向日葵「最初からケチャップかけてたら味がわからなくなりますわよ。一口目だけでもそのまま食べてみたら?」
櫻子「えーにんじんやっぱりやだよー」
向日葵「しょうがないですわね、ほら」 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど 同人 なもり 櫻子「え、なにしてんだよ!」
向日葵「小さくしましたから食べなさいな、お口をあけて」
櫻子「あむっ・・・ごっくん」
向日葵「・・・」
櫻子「向日葵これにんじん入れてないでしょ?ずるいよー普通にすんごいおいしいハンバーグじゃん」
向日葵「ふふっちゃーんと入ってるんですのよ」
櫻子「絶対嘘だよ、おいしいもん。ご飯も欲しいな」
向日葵「これにはね、すりおろしたニンジンが入ってるんですの。ケチャップも合うでしょうけどきっと和風ソースも合いますわ」
櫻子「すげえ向日葵。超おいしいよ!これ」 向日葵「これで私の一歩リードですわね。あとはこのハンバーグが・・・」
櫻子「そうだ私の!はい向日葵、これ食べて」
向日葵(櫻子が差し出してるハンバーグから少しピーマンが見えていますわ)
向日葵(覚悟を決めないと・・・えいっ)
櫻子「どうどう?」
向日葵「あら・・・」 向日葵「お肉もジューシーで柔らかくておいしいですわ。ピーマンも全然入ってないみたい・・・」
櫻子「へへーそうだろ。実はピーマンの苦いところをきちんと取って炒めたんだ!」
向日葵「入れる前に炒めましたの?」
櫻子「そう、はじめに白いところ全部とって、ちっちゃく切ってから炒めたんだー」
向日葵「!だから熱くてちょっと時間がかかったんですわね、見直しましたわ櫻子」
櫻子「櫻子様を見直しただろ!私だって頑張ればこれくらいできるんだぞ!」
向日葵「正直不安でしたの、もし櫻子が変なもの作ったらって。ここまで考えてできるんですのね、おいしいですわ」
櫻子「やったー、じゃあ私の勝ちね」
向日葵「なに言ってるんですの?今回は引き分けですわ。ひ・き・わ・け」
櫻子「私が作ったほうがおいしいに決まってるだろ!ちょっと貸して、ほらおいひい」
向日葵「勝手に取らないでくださる?ほら、私のだっておいしいですわ」 櫻子「あー向日葵のほうが多く取っただろ、ずーるーい」
向日葵「そんなには取っていませんわ、こうしましょう。もう少し余ってますから自分たちのも焼いてみたらいいんですわ」
櫻子「やったー今日はハンバーグ祭りだぞ!」
向日葵「今日は櫻子も頑張りましたし特別ですわよ」
櫻子「花子たちの分も焼かなきゃ。向日葵エプローン」
向日葵「はいはいでもまずその食器を片付けなさって」
櫻子「もー今日は忙しいなぁ。向日葵、手伝って!」
おわり どっからわくのかわかんないですが、見守ってくれたあかり民ありがとう 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど 同人 なもり 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど 同人 なもり 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど 同人 なもり 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど 同人 なもり 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど なもり 同人 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど なもり 同人 歳納京子 あかり かわいい 学年1位 ラムレーズン トメイトゥ 画像 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど なもり イケメン 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど なもり イケメン 歳納京子 リア充 トマト かわいすぎ 声優 ss 壁紙 キャラソン 歳納京子 あかり かわいい 学年1位 ラムレーズン トメイトゥ 画像 http://i.imgur.com/ReyrAUB.jpg 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど イケメン なもり http://i.imgur.com/vfVRhTw.jpg 歳納京子 リア充 トマト かわいすぎ 声優 ss キャラ 壁紙 http://i.imgur.com/NOB8PGd.jpg この板ワキガ厨と埋め立てガイジしか居ないと思ってたけど少し人いたんだな 櫻子「おーい向日葵!ヒマだ付き合え!」 [無断転載禁止]c2ch.net 「なんだよ!そんなのあとでいいじゃん!」
「うるさいですわね…ちょっとくらい待っていなさいな。じゃあ行ってくるから。」
それが最後だった。櫻子は死んだ。
もしあの時私があの場所を離れなかったら、もし私があの時櫻子も一緒に連れて行っていれば
櫻子は今も私の隣にいたのかもしれない。気に入っていた本をばかにされて、そんなことで
腹を立ててあの子を置いて行って、そんな些細な心の狭さであの子を失ったことが
本当にやるせない。
ずっと引きずったままずっとここまで来てしまった。私はどこに行くのだろう。 「なにそれ…」
心底気味悪そうに表情を歪めた彼女がつぶやいた。
「そんな意味わかんない本にハマってるから、そんな変な夢みるんだよ。」
「はあ?」
空になったコップに突っ込んだストローでせわしなくかちゃかちゃと氷をかき回す。
「向日葵、すーぐ影響されるからなー。感動しましたわー!って。」
「櫻子にはわからない感動でしょうね。」
「なんだと!」
「おまたせしましたー。」
注文していた料理がやってきた。大盛りのハンバーグ。朝ごはんからそう時間も経っていないのに
本当によく食べる子だ。将来は縦か横かはわからないがきっと大きくなることだろう。
あまり太らなそうだから縦に伸びるかもしれない。私の背を追い越すこともあるのだろうか。
「ちょっとジュース足してきますわ。」
「あ、私も行くー!」
「あなた何杯飲んでますの?糖尿になりますわよ。水飲みなさい。」
テーブルに乗る氷の溶けた水のコップをひとつ彼女の前に置いた。
年季の入った木のテーブルからゴトっという鈍い音が響く。
「向日葵も水でいいじゃん!料理を前にしてお前を待てというのかー!」
「ちょっと家にも電話しないといけないし。」
「なんだよ!そんなのあとでいいじゃん!」
「うるさいわね…ちょっとくらい待っていなさいな。じゃあ行ってくるから。」
ぼーっと揺らめく意識の中で、気がついたら天井を見つめていた。徐々に徐々に
私の思考は廻りだし、私は夢を見ていたであろうこと、ここが病室のベッドであること、
そして私が自殺を図ったことを思い出した。
ついさっきまでのあの子とのやりとりがとても夢とは思えないほどの実感を伴って
私の体の中でわんわんと響き続けている。これほどまでの現実味が、空気が、耳に入る
彼女の声の触感が、現実ではないというのだろうか。
私はただただ虚しくなって、ただただ際限なく涙がつうつうと流れていった。