ゆるゆりクトゥルフ [無断転載禁止]©2ch.net
「……ここ、どこだ?」
気が付いたら見知らぬ場所にいた。
いつも通りの日常。
いつも通りの時間に目覚め、いつも通りに授業を受け、放課後はいつも通りに部室で京子たちと過ごした。
雨が降っていたので早めに解散し、帰宅後すぐにシャワーを浴びた。
買い物はしていなかったので夕食は買い置きのパスタを茹でて食べた。
ベッドの上でスマホをいじりながらだらだらしていたら眠くなって、それから……。
「ダメだ……思い出せない」
覚醒し切らない頭がもどかしい。
大きく息を吸い、吐き出す。
しっかりしろ、これは異常事態だ。 「私が見た夢の話なんだけどね」
「私と一緒だね」
「私は夢は夕方だったわ。駅前の本屋で参考書を買ったの」
「紀〇国屋?」
「うん、そこよ。それでね、雨が降りそうだったから急いで家に帰ろうとして、途中で信号に捕まったの」
「あのなかなか変わらない信号だな」
「やになっちゃうわよね。そこでずーっと待ってたんだけど」
「うん」
「車がね、一台も通らなかったの。夕方なのに」
「……うん」
「でもその時は別になんとも思わなかったのよね。おかしいな、と思ったのは大通りに出たとき」
「うん」
「ひ、人の姿がね……どこにも見当たらなくて……車の音すら聞こえなくて……」
「……うん」
「私怖くなっちゃって……そしたら、ちょうど17時のチャ、チャイムが……」
「………それで?」
「家まで走って……ヒッ……ドアを開けたら……突然、意識が…………」
「うん……」
「……ック…………おきたら………おきたらね……真っ暗で……な、なにも……みえなくて……」 ポツリ ポツリと。
私の口から言葉が紡がれる。
嗚咽と共に出た言葉はひどく断片的で、要領を得なかったかもしれない。
船見さんはその言葉ひとつひとつに相槌を打ちながら、最後まで聞いてくれた。
途中堪えきれなくなり、私は机に突っ伏して泣いてしまった。
今まで必死に塞き止めていたものがどんどん流れ出ていく。
それをどうにかする手段はなくて。
子供のように、声に出して泣いた。
先を急かすでもなく、ただ待つのでもなく。
船見さんが選んだのは正面からの包容だった。
ーーーそれは暖かくて、いいにおいがして。
暗闇の中でのこと。
壁の中でなにかがうごめいていたこと。
鳥のこと。
壁が消えてしまったこと。
気がついたら家にいたこと。
箱を……持ってきてしまったこと。
私は彼女の腕の中ですべてを話した。 ーーー
ーー
ー
「……船見さん」
腕の中の彼女から呼び掛けられる。
彼女の話が終わったあとも、二人はしばらくこの体勢でいた。
私はそっと彼女へ寄せていた身体を引く。
「もういいの?」
「うん。ありがとう」
そう言って彼女、杉浦綾乃は小さく笑う。
その笑顔は教室で最初に見たものより、ずっと素敵に見えた。
『壁の中』にいた話。
大方の予想通り、綾乃の心を覆っていた黒い影の正体は人知を越えた類いのものだった。
綾乃がチャイムの音に激しく怯えていたことにも合点がいった。
この話を笑い飛ばすことは、私には出来ない。
私にとって決して聞き逃せない情報もあった。
綾乃はその空間にあった『箱』を持ってきたという。
それは『夢』と『現実』の狭間をごちゃごちゃにするには十分すぎるものだった。
ーーーおそらく、私の見た『夢』も。
二人が同時期に見た奇怪な夢。
偶然で片付けられるはずがない。 「船見さんって、男の子だったらよかったのにって言われない? もちろん女の子から」
考えにふけっていると綾乃からそんなことを言われた。
少々いたずらっぽい口調だった。
さっきまでの自分の行動を振り返る。
「…………ノーコメントで」
楽しそうに笑う綾乃。
弱々しい茜色で染まった教室。
夕日はもう沈み掛けている。
赤くなった頬を隠すには、少々もの足りなかった。
それを誤魔化そうと視線を泳がす。
時計を見ると18時を過ぎていた。
そろそろ帰らなくてはいけないだろう。
運動部もすでに練習を終えているようだ。
そのままぐるりと目で教室を一周。
窓。
ロッカー。
扉。
そこで私は硬直した。 扉の前にあったのは、一つの人影。
今日この場を作る、原因となった人物。
私と目線が合ったそいつはしまった!と言わんばかりに弁解を始める。
「い、いや! 違うんだ! 出るに出れなかったというか……」
「え……せ、先生!?」
向かいに座った綾乃も振り向き、すっとんきょうな声を上げる。
しかし、そんなことは今はどうでもいい。
肝心なことは一つだけだ。
「いつから、見てましたか……?」
「え? 船見が杉浦を抱き締めてて……杉浦が船見にむかって、男なら良かったのにって……あ」
綾乃の顔がみるみる内に赤くなる。
担任はスタスタと教室内に入り、自分の机に置かれた二つの資料。
ーーー確認してるんだか、していないんだか。
それをポンポンと叩き、何度か頷く。
そして私たちの方を見ると、
「ご、ごゆっくり! でも早く帰れよ! 居残りありがとなー!」
そう言って。
そのまま走って消えていった。
私と綾乃。
二人の声が校舎に響く。 ーーー
「「誤解だぁああああああ!!!!」」
ーーー ーー舞台は現代日本のとある県、とある街。
季節は六月。
梅雨、真っ盛り。
じとじとと連日降り続く雨。
雨は人知を越えたなにかを隠す。
雨に濡れた地面は、なにを写すのか。
ーーー2人の少女は、そこでなにを見るのか。 探索者名:船見結衣・杉浦綾乃
探索結果:ーーー
クリアボーナス:なし
・不定の狂気の回復(対象:杉浦綾乃)
(狂気内容:制御不能のチック、震え、失語)
原作
クトゥルフTRPGやろうずコミュ
????様制作 『???』前日譚
続 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど なもり イケメン 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど イケメン なもり 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど イケメン なもり 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど イケメン なもり 歳納京子 リア充 トマト かわいすぎ 声優 ss 壁紙 キャラソン 歳納京子 リア充 トマト かわいすぎ 声優 ss 壁紙 キャラソン 歳納京子 リア充 トマト かわいすぎ 声優 ss 壁紙 キャラソン 未読大量だったからまたスクリプトが暴れてんのかと思ったら更新されてた 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど イケメン なもり 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど イケメン なもり 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど イケメン なもり 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど イケメン なもり 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど イケメン なもり 歳納京子 ゆるゆり 京綾 結京 ねんどろいど イケメン なもり http://i.imgur.com/vfVRhTw.jpg 歳納京子 あかり トマト 学年1位 かわいい 美少女 画像 http://i.imgur.com/ReyrAUB.jpg
☆ 日本の核武装は早急に必須です。総務省の、『憲法改正国民投票法』、
でググッてみてください。現在、国会の改憲の発議はすでに可能です。
平和は勝ち取るものです。お願い致します。☆☆♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 9fed7e2721c338282a958d17861601f5413b7c8fe67efa7d8b330dea72e0bccd