「……圭一くん。
魅ぃちゃん家が駄目なら、
他の裕福な家を探したら?
私、雛見沢に立派な豪邸建てて
住んでる人、知ってるよ。」

「…だ、誰だよ。」

「白々しいよ。
あれだけ立派な家に住んでて、
自分の家だけは蚊帳の外?」

「…お、…俺ん家かよ…。
俺の家は…、」

「仲間なんでしょ、救ってよ圭一くんが。魅ぃちゃんは駄目だってさ、冷たいから。じゃあ仲間想いの圭一くんがお手本示さなきゃ駄目だね。あれだけ大きなお家に家族3人で住んでるんだっけ?
空き部屋なんかいくらでもあるよね。余ってるお部屋、いくつか沙都子ちゃんに分けてあげればいいじゃない。それでめでたく沙都子ちゃんの悩みは解決!
あら何?これでもう終わり?あっけない話だったね!はいはい解決お疲れさま!!じゃあもう今日はいい?!私帰るねランランラン!!今日は久しぶりに宝探しにでも行こうかな!!
昨日まではずっと沙都子ちゃんのことが心配で全然遊ぶ気になんかならなかったしぃ!!今日はどんな宝物が見つかるかな、はぅー…。
……………何か言ってよ。私だけ喋り尽くめッ?!黙ってんじゃないわよ、聞いてんの前原圭一ッ?!?!」