>>185
「シーチキン」は、日常では一般的に「ツナ」と同じような意味で使われることが多いのですが、厳密にいうと、はごろもフーズ株式会社が製造販売している缶詰の商品名のひとつで、登録商標となっています。
つまり、「ツナ」が一般的な食品名の総称であるのに対し、「シーチキン」は特定の会社の商品ブランド名ということになります。名前の由来については、食感が鶏肉のささみに似ていることから、そのように命名されたとの説や、米国の世界的に有名な1914年創業の食品メーカー「Chicken of the Sea International」の影響を受けて命名されたとの説があります。
いずれにしても、日本国内では、ツナやマグロを加工して作られた缶詰のうち、市場に流通するツナ缶の半数以上を、はごろもフーズ株式会社の商品ブランドである「シーチキン」が占めていたことから、人々の中で、「ツナ」と「シーチキン」は同じようなものとの認識が広まっていったようです。