AbemaTVはどこがすごいのか 予測不能感を最優先
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■なぜAbemaTVはテレビ局の常識を越えられたのか
梶原「AbemaTVが予測不能感でやれている理由は?」
濱崎「今、うちはまだもうけようとするタイミングじゃない、認知を広めたり、
期待値を作ったりする時期だと、上も言ってくれています。このスタイルを地上波でやったら、即、飛ばされますね」

古賀「アメブロ(アメーバブログ)の時も、収益化まで5年かかりました。
Abemaは2年たった今も、赤字を抱えていますが、我々は主要事業で収益を上げている分を
赤字で頑張る部門に投資して、そこが大きくなったらマネタイズという鉄則でいろんな事業を進めてきました。
我々はお金の前に『今は攻める時だ』という考えです。攻め部門の代表として『リアルカイジGP』を立ち上げたんです」

 かつて大がかりな制作費を惜しみなく投入したであろう番組をいくつか体験した私から見て
今回の「リアルカイジGP」は「随分とお金を使っている番組だ」という印象が強い。
収録現場には100人単位のスタッフと、カメラが30台近く配置され、
参加・関係者の送迎バスのほか、車両要員、警備・救護スタッフと、ものすごい人的パワーも投入されている。

梶原「ズバリ、今回の製作費は?」
濱崎「全11話で、1本あたりにすると、地上波バラエティーの5倍です」
梶原「ええっ?」

 6月24日のファイナルラウンドは午後6時から午前2時までの8時間。東京・砧にある、業界ではおなじみの「TMC」スタジオで、
普通は各局1番組につき1つしか使わないという大きなスタジオを4つも借り切って生放送というのも異例中の異例だ。