AbemaTV と テレビ朝日、「融合」路線でさらなる高みへ:2018年の事業戦略
https://digiday.jp/publishers/abema-conference-2018/

 企画をする際には、AbemaTVのユーザーの大半を占める10代?30代の視聴者にとって、
話題性があるかを強く意識していると、谷口氏は続ける。テレビユーザーの視聴態度は基本的に受動的。
AbemaTVでも同様に、特に見たい番組はないけど、家に帰ったらまずAbemaTVを立ち上げる、
そんな受け身の視聴態度を、最終的に実現したいと思っているという。

「ただ、その視聴習慣をつけるためには、見たら面白いではなく、絶対にこの番組を見たい、
というような強烈な動機を持ってもらえる番組を増やさなければならない。
話題性のある尖った企画を見るために集まったユーザーを、
継続的なAbemaTVファンにすることができれば、いいループを作り出すことができる」。

 なかでも、谷口氏が今後期待しているのは恋愛リアリティーショーだ。
もともと開局当初は男性ユーザーが中心だったが、こうした企画をはじめてから10代の女性ユーザーが増加傾向にあるという。
現在、ユーザーの男女比は半々。「さらに、今後は10代だけじゃなく、F1層を狙ったような恋愛リアリティーショーも企画していきたい」。