<壱番屋>社食残飯廃棄もダイコーに委託…処理法に抵触か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160409-00000068-mai-soci

「カレーハウスCoCo壱番屋」の冷凍カツなどが不正に横流しされた事件にからみ、「壱番屋」(愛知県一宮市)が、
社員食堂から出た残飯(一般廃棄物)の処理を産廃処理の許可しか持たない「ダイコー」(愛知県稲沢市)に委託していたことが分かった。
廃棄物処理法に抵触する可能性がある。壱番屋の担当者は9日、「委託契約した際、資格があると思い込み、確認していなかった」と釈明した。

事業所の社員食堂から出た残飯は、廃棄物処理法で一般廃棄物に区分される。

壱番屋によると、2010年3月、ダイコーに産廃に当たる廃棄食品の処理を委託した際、社員食堂の残飯の処理も頼んだ。
担当者は「廃棄食品や残飯を堆肥(たいひ)化するという話だったので、環境保護の観点から好ましいと考えた」と説明している。
ダイコーから「残飯処理も可能」との説明を受けたが、資格の有無を確認しなかったという。

冷凍カツなどの横流し問題を調査していた愛知県から今年1月、指摘を受け、ダイコーが産廃処理の資格しかないことを知ったという。
壱番屋は「慎重に確認していれば防げた事態で反省している」としている。