嫌儲淫夢分裂騒動(11.25早稲田独法事件)
当時の嫌儲淫夢には無職と学生・社会人の間で対立が存在していた。
学生や社会人が無職のふりをするなど、立場は無職が優位だった。
11月25日、ある住民が内定を得たことを報告。
他の住民に卒業を勧められるも居座り、質問に答える形で内定先が独立行政法人であることや自らが早稲田大生である事等を語る。
その後雑談に加わろうとしたり、居場所がここしかないと発言する等、擦り寄る形での自虐風自慢を展開。
周りの学生や社会人が呼応する形で学生語りや無職叩きを始め、スレが荒れる。
こうして元々あった無職・学生社畜間の対立感情が一気に噴き出し無職側がダメ板に淫夢スレを新設。無職淫夢が誕生した。

「早稲田大学の学生が独立行政法人に内定を得た」事を自虐風自慢されたらどう思うか。
無職の自分たちが作った文化を早稲田卒独法事務員に剽窃されたと考えると、彼らの怒りは相当なものであったに違いない。
この考えはなんJにおける「客」コミュニティの一生における「居場所を求めた凡人の主張」に通じる。
元を辿れば古くからの「厨房」に対する考えにも近いのではないかと思う。

インターネットの大衆化、低年齢化の余波はどのコミュニティにも及びうる。
静かな場所を好むあなたの秘密基地に忍び寄る剽窃者は、すぐ近くにいるのかもしれない。
彼らは仲間を装い、静かに力を付けてゆき、時が熟せば動き出す。
将欲去之、必姑与之(まさにこれを去らんと欲すれば、まずしばらくこれに与す)とは、まさにこの事だ。