【精神科医が指南】「裏切られた」と感じる人に共通する「残念な1つの悪いクセ」

● 「信頼」と「依存」の 微妙にして大きな違い

 今日は、「信頼」と「依存」の勘違いは危険、というお話をしたいと思います。

 人を信頼しているつもりでいても、実は依存しているだけということがよくあるんです。

 「あの人を信頼していたのに裏切られた」なんて感じるときというのは、たいていは自分が相手に依存していたからなんですね。

● アナタは信頼していても 相手は信頼していない?

 本当の信頼というのは、お互いが対等に信頼し合うことなのですが、片方だけ依存しているケースを信頼だと勘違いしがちです。

 自分が相手を信頼しているつもりでも、じつは相手はそれほど信頼していないケースが多いのです。

 そして、相手に自分のやるべきことを任せきりにするのが依存ということなんですね。

● 安易に信頼しないこと

 それが原因で、相手が自分の期待に応えられないと、それを「裏切り」だと感じてしまうわけです。

 でも、それは自分が依存していたからそう感じるのであって、相手が悪いわけではないのです。

 だから、安易に誰かを「信頼する」というのは避けたほうがいいと思います。

 自分のことは自分でしっかりとやり、相手のことも気遣いたいという、お互いが尊重し合える関係こそが、本当の意味での信頼関係なのです。