高校に入って、僕は初めて吹奏楽部に入った。フルートをやることにしたんだけど
もちろん全然吹けない。
「どうやったら上手くなれるんでしょうね」って、部活が終わった後、
僕は先輩のリョウコさんに聞いてみた。そもそも僕が高校になってから
いきなりフルートを始めたのは、黒目がちで長い髪が柔らかく揺れる
このリョウコさんを、少しでも長いこと見ていてたかったからだ。
「そうね」リョウコさんはしばらく考えていた。
「とりあえず、あなたは舌がうまく使えてないと思うな」
「そんなこと言われても、よくわからないですよ」
「じゃあこうしよう」リョウコさんは、僕にちょっとかがませて、口を半分開かせた。
「こうですか」
「ええ」リョウコさんは、そう言うといきなり、僕の口に
自分の舌を差し入れた。僕の口の中で、柔らかい生き物がくねくねと動いた。リョウコさんの匂いと唾液の味がする。
「ね?分かった?」永遠とも思える刹那の後、リョウコさんは言った。
「う…」僕があまりのことに固まっていると、「せっかくコツを教えてあげてるのに。何か言いなさいよ」
「で、でも…」
「まあしょうがないか。教えている間はしゃべれないもんね
聞きたいことがあったら私の背中に指で書いてね」
そう言って、また僕の唇に舌を差し入れた。
僕は小柄なリョウコさんの背中に手を回し、しかし空しく
背中をさすっていると
「ううん」リョウコさんは唇を離して言った。
「いまいち何書いてるかわかんない。いいわ」
そう言って制服のボタンを外し、手を後ろにやったかと思うと
ブラを取った。
「ここならよくわかると思う」そう言うと僕の手を自分の胸に導いて
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