魏延「玄徳!! ぼくは悔いているんだ! 今までの人生を!
  韓玄がぼくをマッタク重用してくれないんで、
  くだらん野心を持ってしまったんだ!
  バカな事をしたよ。 禄を受けてた君主の首を斬ったなんて!」
  …でも、韓玄もひどい太守だっただろ?
  民のためを思って、したことだったんだ!」(激しく落涙)
劉備「た…たしかに!」

孔明「玄徳さん…気をつけろ! 信じるなよ。そいつの言葉を!」
魏延「ヌムッ!」(キッ)
孔明「『誰だ』って聞きたそうな顔してんで自己紹介させてもらうがよ
  おれぁ、おせっかい焼きの諸葛亮孔明!
  荊州の片田舎から、玄徳さんが心配なんでくっついてきた!
  玄徳さん! 甘ちゃんのあんたが好きだから一つ教えてやるぜ!
  おれぁ生まれてからずっと諸国を漫遊して、色んな悪党を見てきた
  だから忠義の武将と裏切る武将の区別は『におい』でわかる!」

孔明「こいつはくせえッー!
  ゲロ以下のにおいがぷんぷんするぜッ―――ッ!!
  こんな反骨野郎には出会った事がねえほどなァ―――ッ!
  重用されないから魔がさしただと? ちがうねッ!!
  こいつは生まれついての反骨野郎だッ!
  玄徳さん! 早えとこ首切っちまいな!」