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第270話 超兵器招来!!!の巻

ロンの背後に落下する巨岩の顔。どんな武器かは分からないが、ザボエラはそれを破壊しようと手首から出した刃で斬りつける!
するとどうだろう、超魔ゾンビの刃が砕けてしまった。この岩の中に何かとてつもない威力の物が潜んでいる!
ロンはこじ開ける手間がはぶけたと礼を言い、砕けた岩の中から2本の剣があらわれた。
……名付けて…! 星皇剣!!!
これこそロン・ベルクが百年以上の時をかけて作り続けてきた究極の兵器、世界で唯一ロン・ベルクの専用武器なのだ!
二刀流で構えるロン・ベルク。ザボエラは超魔ゾンビならばそれが剣である限りどんな強度でも同じ、恐るるに足らんと肉薄する。
超魔ゾンビの攻撃を圧倒的速度でかわし続けるが、ちっとも攻撃しないロン。
それを見てザボエラは、自慢の剣と言いつつその威力に自信がないのだろうと罵倒する。
だがロンの答えは違った。

「…たしかに怖い 恐ろしいよ ただし威力の無さがではない そのあまりの破壊力が だ…!!」

これからたった一度だけ剣を振るう、左右一発ずつのみっ!!
それを放ったら……ロン・ベルクもただでは済まない。だからこそこの一撃で確実に超魔ゾンビの身体を十字に裂く……!!!

ロン・ベルク流剣術最強の奥義…!!! 星 皇 十 字 剣 !!!!!

最強の攻撃が放たれた後、一見何とも無いように思えた超魔ゾンビの肉体。
しかし額に! 腕に! 胴体に亀裂が走る! 究極の超魔が十字に切断された。

「あの世でせいぜい自慢しろ オレがくれてやった…その十字の餞別をな…!」