そこらにいる荒らしとおんなじ。
おまえらが泣き喚く様を見て喜んでるのさ。
俺は彼らの行動規範を「社会的折衝の欲求」と名付けた。
怒りでも憎しみでも愛でも嘲りでも好意でもなんでも、
他人から相手にされることが嬉しいんだ。
そうして社会の中に居場所を確保する。

静態的相対主義が蔓延し、
個人主義が根付き、共同体幻想は崩壊した。
その反動としての社会性への希求だ。
社会的動物の性だな。
既に人の本性は単純な動物にない。