本当の幸せとは何か。


人類は未だにその答えすら見つけられずにいるらしく。
一体いつから考え続けているのか。
悩んで悩んで、結局分からないまま散る命も多い筈。

「幸せ」という曖昧な感情の根源を探す愚民よ。                                     
その定義とは何ぞや。                                         
個人レベルの幸せなのか。国家レベルか。地球規模か。                              
一過性のものなのか。継続的なものなのか。                              
物理的問題か。精神的問題か。                                           
                                                              
まぁ一つ確かなのは、一過性の幸せという感情は「幸せ」ではない。                          
単なる喜びの表現である。喜び=幸せでは、決してない。                                
幸せとは完全に心理的なもので、物欲だけで満たされる訳はない。                       
一瞬メーターが最大値に上がる程度では、幸せとは言えない。                           
長期間の持続が不可欠要素であると思う。                                 
                                                        
そう言ってみたところで。                                    
                                  
まぁね、この世じゃ真の幸せなんて見つからないよ。                                   
生きる事なんかに精一杯じゃあ、とても無理ね。                                  
それでも求めてしまう切ない人間よ。進化した大脳皮質を恨むんだね。             
幸せを確認する為には、沢山考えて悩まなければ。     
自己。存在意義。生の苦しみ。他人。偽善。愛。                           
自分は認められているのか。何を。誰に。                             
誰かを信じることが出来るのか。どの程度。                               
この偽善に溢れる世で、どの笑顔が信じられるというのか。                      
どの涙が。どの言葉が。どの態度が。                             

薄っぺらいこの世では、とても見つからないであろう。                   
「幸せ」という幻想。


でも、あるところにはある