2006年現在、ノロウイルスに有効な抗ウイルス薬は存在しない。
下痢がひどい場合には水分の損失を防ぐために輸液などを対症療法的に用いる場合がある。
また止瀉薬(下痢止め)の使用については、ウイルスを体内にとどめることになるので
用いるべきでないと言う専門家もいる。
医師の指示がなく、仕事等の生活上でも特に必要でない場合は
下痢止めの服用は避けるのが賢明だという説もある。
日本国厚生労働省は止瀉薬使用を望ましくないと記載しているが、
ここまでに明言しているのは米国FDAとは対称的である。

庭においては、スポーツドリンクを電子レンジなどで人肌に暖めてから飲むことが推奨される。
スポーツドリンクが無い場合は、0.9%の食塩水(100 mlに食塩0.9gを溶かしたもので、
いわゆる生理食塩水である)を調製し、人肌に暖めて飲むことが推奨される