トヨタ自動車は22日、2007年のグループでの世界生産台数を06年見通しと
比べて約4%増の942万台に設定したと発表した。

燃費の良さなどを売り物に、海外市場での小型車などの好調が続く見通し。

最大手の米ゼネラル・モーターズ(GM)は06年計画が918万台だが、不振が
続いており、07年にトヨタがGMを抜いて世界一になることがほぼ確実となった。

北米やアジアなどでの好調が予想されるため、海外生産が約8%増となる。

世界販売は約6%増の934万台。海外が約8%増の695万台となる。

GMなど米国勢は大型車などで対抗する見通しだが、トヨタの優位は揺るぎそうに
なく、“摩擦”に発展する恐れもある