日朝、東京・渋谷のバレエ教室で、生徒として通っていた男が、講師の24歳の女性の指を工具で切断したとして、
駆けつけた警察官にその場で逮捕されました。男は「練習への参加を拒否されるなどしたので恨みがあった」と供述しているということで、
警視庁が、当時の状況や詳しいいきさつを調べています。

6日午前8時半すぎ、「東京・渋谷区のバレエ教室で、女性の指を切断した」と、男の声で110番通報がありました。
通報を受けて警察官が駆けつけたところ、バレエ教室の講師の24歳の女性が右手の親指を付け根から切断された状態で倒れていて、
男が工具で切断したことを認めたことから、傷害の疑いでその場で逮捕されました。
警視庁によりますと、逮捕されたのは、バレエ教室に生徒として通っていた川崎市幸区の自称整体師、橋本浩明容疑者(41)で、
「練習への参加を拒否されるなどしたので恨みがあった」などと供述し、容疑を認めているということです。
また、女性は「首を絞められ気を失っていた。気付いたら指が切断されていた」と話しているということです。
警視庁は、当時の状況や詳しいいきさつを調べています。
バレエ教室は、JR渋谷駅の近くにあるビルの地下1階にあり、事件が起きた教室で、講師をしているという20代の女性は、
「けさ、教室に来たら、警察が来て教室に入れなくなっていました。ほかの講師や生徒に何かあったのかと、とても心配です。
きょうは午前9時20分ごろからレッスンがある予定でした。教室に通うのは女性が多いですが、仕事が始まる前に習いに来る男性もいました」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160706/k10010585061000.html