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ウガリット神話 [無断転載禁止]©2ch.net
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0001アナーキーさん
垢版 |
2016/05/15(日) 03:54:33.60
雷雨の主神バアル=ハダド(ウガリット神話の主神)は自分が王になる為に兄達と戦います最初の敵は河海の龍神ヤム=ナハル ヤムは海、ナハルは川を意味する単語です
ヤムはリタン(龍)とも呼ばれます これは聖書のあのリヴァイアサンと同起源の言葉ですヤムは横暴で神々の王になって圧政を敷こうとしますから神々から嫌われておりました
そこに現れたハダドがヤムを倒して自分が王になろうと思いました
しかしハダドには武器がありません そこで神々の職人コシャル=ハシスに武器を造ってもらいますコシャルが作ったのは絶対に相手に当たる一対の稲妻の棍棒、ヤグルシュとアイムールです
ヤムは強くヤグルシュを胸に受けても耐えますが、すかさず投げたアイムールが今度は頭に直撃ヤムは倒されこうしてハダドは神々の王の座につきます しかしこれを快く思わない神が一人
それは至高の父神エールです 神々の中でただ一人ヤムを王へと推していた彼はハダドが王になるのが気に入らないのです
エールはハダドを倒すべく息子の一人、乾季の死神モートを呼び寄せます……エールに唆された乾季の死神モートはハダドを倒すために食事に呼びます
ハダドはあからさまに怪しい兄の行動に警戒し中々モートの館に入りません
しかしモート、言葉巧みにハダドを納得させてモートの館=冥界ホロンに誘い込みました
さてハダドがいなくなったことを心配し妹、戦女神のアナトちゃんが探しに来ます
悠長に散歩をしていたモートのところにやってきたアナトちゃん、モートを問いつめます
最初は適当に流していたモートくん、うっかりハダドを殺してしまったと口を滑らせてしまいます
一触即発! 怒ったヤンデレアナトちゃんはどこからともなく武器を取り出したかと思うと死神であるモートをいとも簡単にぶち殺してしまい、その上死体をふるいにかけて地面にばらいてしまいます
そのままバアルの死体を探すアナトちゃん、見かねた太陽女神シャプシュが地球の裏=冥界からハダドの遺体を探してきます
悲しみに包まれたアナトちゃんはシャプシュとともにバアルの遺体を山の頂に葬りました
豊穣を司る雨の神が死んでしまったことにより世界には7年の不作が訪れます
これを見て大神エールは「ハダドこそが王にふさわしかった」と気付き嘆きます
そして7年が過ぎ、大神エールは「大地に実りが溢れる」夢を見ました
そう、なんとハダドが蘇り再び豊穣が地上に訪れたのです
しかし蘇るのは雨季だけではありません、雨季の後には乾季が訪れるもの雨季と乾季、生と死、ハダドとモートは戦いを何度も繰り返しますそして七回目の戦い(この7という数字は【大量】を表す意味合いで、日本の八百万みたいなものです)
太陽の女神シャプシュは二人の戦いを仲裁 エールの意向を伝えます
流石に疲れ果てたのかモートくんはそれを承諾し、ハダドが王だということを認めます
こうしてついに晴れてバアル=ハダドは神々の王、ウガリット神話の主神となったのです……
0003アナーキーさん
垢版 |
2016/05/15(日) 04:38:38.86
分けて話してっていったよね?
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