競技別では野球や柔道などを抑え、ソフトボール決勝が３０・９％とトップだった。次回五輪から除外される最後の舞台でエースが３連投し、宿敵米国を破る金メダルに視聴者はくぎ付けとなった。
ビデオリサーチ調べの平均視聴率（名古屋地区、２１日まで）は、開会式の３７・９％が最高。２０％を超えたのは１４回で、
時差６時間で深夜帯の放送が多かった前回アテネに比べると９回増えた。
２０％以上の高視聴率の内訳は野球が５回と最多。北島康介選手が２冠を達成した競泳やお家芸の柔道、女子レスリングが２回ずつと人気競技が上位を占めた。
テレビ事情に詳しいコラムニスト、ペリー荻野さんは「家族そろって観戦でき、お茶の間でホームドラマを見る感覚だったのでは」と分析する。
ソフトボールは、決勝進出を決めた２０日夕の３位決定戦は１３・５％だったが、２１日の決勝は３０・９％と倍以上に伸び、試合終了直後は瞬間最高視聴率が４９・３％にも。
ペリーさんは「悲願という言葉が好きな日本人には最高のドラマ」とみる。
３位は女子マラソンの２７・６％。ただ、時差２時間だった２０００年のシドニー五輪では３７・６％で、
中継した中京テレビの伊豫田祐司編成部長は「（連覇を懸けた地元出身の）野口みずき選手が出なかったため、１０ポイントほど下がったのでは」と残念がった。
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008082402000070.html
