小麦粉を材料にした「元祖ケンピ」とサツマイモでつくる「芋けんぴ」――。土産物などとして人気がある二つの商品が高知県外で混同されているとして、高知市の老舗菓子店「西川屋」は全国の販売店に取り違え防止の協力を文書で要請した。ケンピは17世紀に土佐藩の御用達で同社が製造を始めた焼き菓子で、同社は「芋けんぴとは別の菓子。古里の菓子文化の歴史を正確に知ってほしい」としている。(古谷禎一)

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