http://m.jp.wsj.com/articles/SB10112349708978224122804581648121749971118?mobile=y
 中国の軍事評論家たちは、中国の一般国民が映画館や家庭内で何を視聴するか
に一段と関心を強めている。そしてそのような軍事評論家の一人は、米ディズニ
ーの人気アニメ映画「ズートピア」について、米国が中国政府に対し「見えない
プロパガンダ」戦争を仕掛けている証拠だと批判した。

 中国人民解放軍(PLA)の機関紙「解放軍報」は6日、「ヒツジがなぜ『クレー
ジー』なスケープゴートになり得るのか」というタイトルの論説を掲載した。こ
の筆者である人民解放軍傘下の軍事学校(南京)の教授は、ズートピア(中国語
のタイトルは「病狂動物城」(クレージーな動物の都市という意味)の筋書きに
疑問を呈した。この映画では、1匹のヒツジが主な悪役として登場する。

 ウサギの警察官がアカギツネの助けを得て、姿を消した捕食者(他の動物を殺
して食べる肉食動物)たちを探しに行く話だ。ウサギの警察官とアカギツネは最
終的に(ネタバレ注意)、ズートピアの副市長であるヒツジが事件の首謀者であ
ることを発見する。

解放軍報の論説の筆者にとって、映画での「(動物たちの)役割の逆転」は、陰
謀のにおいがするという。筆者は「厳しい現実の世界では常に、ヒツジがオオカ
ミをではなく、オオカミがヒツジを食べている」とし、「このような原理は、子
どもでさえも理解できるのだが、この原理がハリウッドによっていとも簡単に覆され、しかも、多くの観客を引き寄せている」と批判した。

 筆者はさらに批判を進め、「バックグランド(出自、背景)を曖昧にし、その
視点を隠す」ことで、同作を「見えないプロパガンダ」にすることに成功してい
ると酷評した。
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