サハリン1の天然ガス、エクソンが対日輸出を検討

石油最大手の米エクソンモービルがロシア・サハリン沖の資源開発事業「サハリン1」で生産する天然ガスの対日輸出を検討していることが明らかになった。同社はこれまで、ガスの全量を中国に輸出する方向で交渉を進めており、同事業に出資する日本政府が不満を表明していた。

 米ヒューストン市で開かれたセミナーで、同社のレックス・ティラーソン最高経営責任者
(CEO)が明らかにした。同CEOはサハリン1の原油生産が日量 25万バレルに達し、
同時に生産する天然ガスの品質も良好と指摘。

ガスの販売先について「将来の選択肢はオープンにしていきたい」と述べた。
販売先については、ガス購入に関心を示している日本やインドが候補にあがっていると
語った。

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070219AT1D1800A18022007.html