【MLB】ナックルボーラー大家友和の大勝負。41歳でMLB、夢への公開トライアウト [無断転載禁止]©2ch.net
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その一球は、カメラのファインダーから突然、姿を消した。
“What a……!?”と言いながら、左打席のバッターが大げさに動いたのが分かる。
シャッターを押して打撃ケージの中を覗き込むと、キャッチャーが捕球した直後だった。
内角低めの際どいコースだが、ストライクゾーンを外れている。大きく打席を外したバッターは、苦笑いしていた。
首を振っている。気持ちは分かる。ファインダー越しに見たその一球は、確かに一瞬、打者に向かってやって来たのだ。そう、彼は球を避けようとしたのだ。
“It was nasty, ha?”
「えげつない球だったよな?」。捕手がバッターに問いかける。バッターはそれには答えず、仕切り直して次の一球を待った。
次の一球が来る。バットを思い切り振り、乾いた音が響く。アリゾナの青空に白球が舞い上がり、無人の外野にポトリと落ちた。
中堅手がいたら楽に追いついて捕球している。やや左中間寄りに飛んだ平凡な中飛といったところだ。
40歳の大家にメジャーのスカウトが駆けつけた。
マウンドにいたのは大家友和だった。10月2日、日本人歴代5位のMLB通算51勝を挙げた40歳右腕は、たった一人の公開トライアウトを受けていた。
大家は秋季リーグに参加していたオリオールズの有望株たちを相手に、実戦形式でナックルボールを投げ込んでいた。
その姿をレイズ、オリオールズ、ロイヤルズ、パドレス、マリナーズのスカウトたちが見つめていた。
以前のコラムで書いたが、横浜(現DeNA)でも通算8勝を挙げた大家は、2011年の右肩手術を契機にナックルボーラーに転向した。
それは単にナックルボールという球種を増やしただけではない。角度や風向きに影響されるため、不規則な変化となる魔球が全投球の約9割を占める“ナックルボーラー”となったのである。
大家は横浜退団後の'13年に日本の独立リーグに在籍。翌'14年にはブルージェイズとマイナー契約し、キャンプ中に自由契約となったものの、米国の独立リーグで一年間、
先発ローテーションを守って見せた。今年は日本の独立リーグ福島でプレーし、16試合で7勝4敗、防御率2.82の好成績を残している。
「日本の独立リーグでこれ以上やっても、ナックルボーラーとしての成長はもうないでしょう。
遅いナックルで結果を残すことを優先して投げるんじゃなく、バットを振り回してくるこっちのバッター相手に速いナックルを投げる練習をしないと、今以上は望めない」
大家は公開トライアウトで4人の打者相手に約60球を投げた。「えげつない球」は冒頭で挙げた以外にも何球かあった。
大家の手を離れた瞬間、バッターに向かってくる。それが手元で大きく変化してストライクゾーンに収まる。本当の試合になったらそう簡単にはいかないだろうが、見るべきものはあった。
ナックルボールに苦戦した左バッターは、オリオールズの有望株ランキング12位で2015年のドラフト1巡目(全体25位)指名で入団した22歳のD.J.スチュワート外野手だった。
「もう少し慣れたら、もっと打てそうな気もするけどね」
と、少々諦めが悪いコメントを残した。マイナー4年目を終えたばかりの25歳、オースティン・ウィン捕手にも大家の球を受けた印象を聞いた。
「緩急も使えるし、最後の最後で変化するから、打者にとっては芯で捉えるのが難しい。受けるのだって簡単じゃない。僕は以前にもナックルボールを受けたことがあるから何とかなったけど」
とウィンは笑った。そして捕手らしい、落ち着いた口調で彼は言葉を続けた。
「(ウォームアップの)ブルペンで受けている時から、これをしっかり打つのは難しいだろうなと思った。
最後の最後で変化するし、あとはストライクゾーンで勝負できるかどうかという部分だけだったんだ」
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続きはそーす
ナックルボーラー大家友和の大勝負。41歳でMLB、夢への公開トライアウト。 - MLB - Number Web - ナンバー 2016/11/21 07:00
http://number.bunshun.jp/articles/-/826923
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「X医大のY教授に診察してほしいんですけど、先生はコネありますか? じつは、母が肺ガンで……」
という知人からの相談あり。
「最初の病院で紹介状をもらって大学病院に行けば? そのほうが安いし」と言うと、「いや、その先生はコネがないみたいで、Y生には書いてくれないんです。
下っ端の先生宛で書かれちゃって……」とお悩みの様子だ。
医大教授とは優れた医者がなるもので、その辺の開業医より腕は立つ――という認識は、じつは大きな間違いである。
たしかに昭和期の「白い巨塔」時代には大学医局の頂点に立つ医師垂涎のポストだったが、新研修医制度の副作用でその輝きは鈍り、その旨味も薄くなった。
近年では大学病院が中高年医師を安く確保するために教授ポストを粗製乱造し、その価値はデフレ傾向にある。
大学病院において医者を選べるならば「35〜50歳、講師〜准教授クラス」を選んでおけばハズレが少ない。
スポーツ選手に旬の年齢があるように、外科医にも旬があり、「卒業後10〜25年(それ以降は体力・視力による)」がひとつの目安となり、肩書的には講師〜准教授に相当する。
次があるので、無茶な冒険をする者も少ない。
放送中の『ドクターX』にあてはめるなら加地先生(勝村政信)や北野先生(滝藤賢一)に相当し、「主人公ほどじゃないけど、この人たちも悪くないよね」と思える先生方だ。
教授の肩書を持つ医者の腕は、実際のところ当たりハズレが大きい。順天堂大の天野篤教授(※)のように、腕一本で勝ち残るタイプは外科系では増加中だが、大学病院全体としてはまだ少数派である。
大学病院とは、典型的な日本型サラリーマン組織なので「ゴマすり+院内政治」「年功序列でなんとなく」タイプも、当然ながら実在する。
『ドクターX』の、蛭間院長(西田敏行)、久保副院長(泉ピン子)、西園寺(吉田鋼太郎)&黄川田部長(生瀬勝久)あたりに診察を受けるのは「ちょっと……」だろう。
ちなみに『ドクターX』の舞台は「東帝大」というネーミングから、東大病院がモデルだと思うかもしれないが、東大教授といっても所詮は公務員。
やたら校章や校歌をアピールして群れたがり、自校卒業生とそれ以外で態度を変え、プライドは高いが実力は? となると、東大よりむしろK大では……。
紹介状の件に話を戻そう。
大学病院には小さな病院で紹介状をもらってから行くべし、とはよく言われるが、「ハズレ医者を引かない」という意味でも紹介状は重要である。
じつは近隣病院の先生も、誰が「ハズレ」なのか薄々は把握している。ヤバい医者からは、自分の患者を遠ざけたいものなのだ。
というわけで、「教授の肩書にこだわらず、大学病院の内情を知る先生に紹介状をもらいなさい。
「X医大のY教授に診察してほしいんですけど、先生はコネありますか? じつは、母が肺ガンで……」
という知人からの相談あり。
「最初の病院で紹介状をもらって大学病院に行けば? そのほうが安いし」と言うと、「いや、その先生はコネがないみたいで、Y生には書いてくれないんです。下っ端の先生宛で書かれちゃって……」とお悩みの様子だ。
医大教授とは優れた医者がなるもので、その辺の開業医より腕は立つ――という認識は、じつは大きな間違いである。
たしかに昭和期の「白い巨塔」時代には大学医局の頂点に立つ医師垂涎のポストだったが、新研修医制度の副作用でその輝きは鈍り、その旨味も薄くなった。
近年では大学病院が中高年医師を安く確保するために教授ポストを粗製乱造し、その価値はデフレ傾向にある。
大学病院において医者を選べるならば「35〜50歳、講師〜准教授クラス」を選んでおけばハズレが少ない。
スポーツ選手に旬の年齢があるように、外科医にも旬があり、「卒業後10〜25年(それ以降は体力・視力による)」がひとつの目安となり、肩書的には講師〜准教授に相当する。次があるので、無茶な冒険をする者も少ない。
放送中の『ドクターX』にあてはめるなら加地先生(勝村政信)や北野先生(滝藤賢一)に相当し、「主人公ほどじゃないけど、この人たちも悪くないよね」と思える先生方だ。
教授の肩書を持つ医者の腕は、実際のところ当たりハズレが大きい。順天堂大の天野篤教授(※)のように、腕一本で勝ち残るタイプは外科系では増加中だが、大学病院全体としてはまだ少数派である。
大学病院とは、典型的な日本型サラリーマン組
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